「ほそログ」

かっせ@ほそうで管理人の「旧車ほそうで繁盛記Weblog」+「日常+PC+カメラ日記」

日記0918_百姓の誇りと事故米問題

親父と事故米問題について話す。

親父「だいたいカビが生えるまで積んどかんと売ったらええんやないか。」
息子「輸入米なんか売ってるとこ見たことあるか(農家が米買うわけないから見たことあるわけないけど)。」
親父「あれ輸入米か。東南アジアでつくっとるボロの米買うてくるけんあかんのちゃうか。」
息子「いやほとんど輸入米やけど国産もまじっとるがな。ボロの米ちゅうことでもないやろ。政府が農家に遠慮して売らんと備蓄してんのや。売らんとほっといたらカビ生えて、カビ生えたら食べれんけん売るわけや。」
親父「ほなけんど、のり作るんやったらええけんど食用はまずいなあ。」
息子「親父、日本に米からのり作ってるとこやかいひとっつもないらしいで。」
親父「ほんで食用で売ってもうたわけか。三笠フーズだけやのおて政府もわかってやっとんのやろ」
息子「まあ事故米はキロ10円ぐらいらしいけんぼろ儲けやろなあ。(ウチの米はキロ270円ぐらい)小役人に小金つかませてでもやりたいわな。」
親父「まあカビのとこつまんでもたら食べれるけん平気やろっちゅうこっちゃろか。」
息子「農薬やってえ0.05ppmとかほんなもんや。0.05ppmが怖わてギョーザが食えるかってな。(今日の晩飯はギョーザや)」

息子「そやけど結局国産米農家を守るために輸入した米を備蓄しとったんが原因で起きたんやで。農水省三笠フーズのこと、農家は笑われへん。」
親父「米の値段はほかの産業とともに成長してきた価格であって高すぎるやいうことはないで。」
息子「しかーし、日本産の米は国際的には何倍も高い。理由は、小作から成り上がった小規模農家が何百万円も掛けた機械で経済効率の悪い稲作をしているからや。ほんでその百姓の票が欲しい政府が輸入米に高い関税を掛けたり輸入米を備蓄して流通させないという政策を採いよるから高いんや。もっと効率よく、つまりは安く稲作する方法考えていかなあかんいうのもあるんちゃうかー。」

とかなんとか息子がまくし立てているうちにTVは台風ニュースへ。
親父は「台風の風で栗が落ちてまうなあ」とつぶやいた。

以上、本日の父子の会話でした。



追記
おっと、だからってえ事故米転売が許されるとか食べてもへーきだよということではないですよ。念のため。
ただ、カビ毒「アフラトキシンB1」については情報が錯綜しててよーわからんね。
いちおうwikiでおべんきょう
一説には発ガン率100%。一説にはダイオキシンの10倍。
片や1.5ppb(10億分の1.5)であの世行き、片やさんざん史上最強とはやし立てておきながらほぼ無毒が立証されたダイオキシンの10倍!これこそ史上最強!とか言われてもなーと。