「ほそログ」

かっせ@ほそうで管理人の「旧車ほそうで繁盛記Weblog」+「日常+PC+カメラ日記」

餅投げのハナシ その2

またしてももち投げと迷信のことを考えておりまして。

「もちなげ」「もちひろい」「もちほり」「もちまき」呼び方はいろいろですが、建前(上棟式・棟上げ式。建設途中に棟を上げたら行う)のときに屋根の上や2階から餅をまくアレです。
最近ではあまり行われなくなってたり、そもそも関東じゃやってないらしーですが、まあ続きを考えてたんで。


「もち投げ(餅撒き)」についてはよく知らんという方でも、「豆まき」はよくご存じではないでしょうか。
http://www.k-s-net.jp/photolibrary/photolibrary_images/photo_setubun_images/249mametooni3-s.jpg
節分-豆撒きwikipedia
寺社が邪気払いに行った豆打ちの儀式を起源とした行事であり、室町時代の書物の記載事項が最も古い記載事項から少なくとも日本では室町時代以降の風習となっている。
で、撒いた豆を拾って年の数だけ食べると風邪を引かないとかなんとかいう年中行事ですね。

なぜ豆かはさておき、豆を撒くことによって邪気が追い払われるという習わしであり
邪気を祓った豆には御利益が宿るのでいただきましょうという習わしなわけですね。

むろん、邪気も鬼も目には見えないものであって豆でもって追い払えるかどうかも保証の限りではないにしても、豆まきに使用した豆(炒った大豆)には御利益が宿るので、健康という御利益のある聖なる豆を作り出す行事であるという面がある。


一方、「餅撒き」ですが、これも神社の祭りや新築の家において、邪気を祓い、聖なる餅を作り出す行事であると。ご近所の方々は御利益のある聖なる餅をいただいていきますという儀式なわけですね。

で、なぜ「もち」なのか。
の、前に陰陽五行について
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/ja/thumb/8/84/Five_elements.png/250px-Five_elements.png
「相生」順送りに相手を生み出して行く、陽の関係。
木は燃えて火を生む。(木生火)
物が燃えればあとには灰が残り、灰は土に還る。(火生土)
鉱物・金属の多くは土の中にあり、土を掘ることによってその金属を得ることができる。(土生金)
金属の表面には凝結により水が生じる。(金生水)
木は水によって養われ、水がなければ木は枯れてしまう。 (水生木)

「相剋」相手を打ち滅ぼして行く、陰の関係。
木は根を地中に張って土を締め付け、養分を吸い取って土地を痩せさせる。(木剋土)
土は水を濁し、土は水を吸い取り、水を堤防や土塁等でせき止める。(土剋水)
水は火を消し止める。(水剋火)
火は金属を熔かす。(火剋金)
金属製の斧や鋸は木を傷つけ、切り倒す。 (金剋木)

このなかで、今回注目は
「金属の表面には凝結により水が生じる。(金生水)」
「水は火を消し止める。(水剋火)」。          -五行思想(Wikipediaより)

家を新築するときの棟上げ式という儀式としてのもち投げの話なので、払うべきは火事、つまりは火気です。火を払うは水ですが、まくのは水ではなく、水を凝結により生じさせる金気(かなけ)です。で、金属を撒くのかと思いきや

金気=お金=コイン=丸い=丸餅。連想ゲームかよと。

で、まあそういうことで金気を象徴する丸餅をまくみたいですよ。直接五円玉などのコインをまくこともあるようですが、これには「五円=ご縁」だけでなく火気を払う意味も込められていたんですね。
(ここで五行の図を見ると、金は火に弱いはずじゃねーのとか考えちゃいますがそうはならんみたい)

今日はここまで。