「ほそログ」

かっせ@ほそうで管理人の「旧車ほそうで繁盛記Weblog」+「日常+PC+カメラ日記」

東横イン問題の余波

東横イン問題の余波というわけなのかどうかは知らないが、よく行くパチ屋C店にいつのまにか車椅子マークの駐車スペースが出来ていた。
そう言えば、別のパチ屋M店では車椅子のパチンカーをよく見かける。しかし、打っている台はたいていカド台(シマの一番はじっこの台。見せ台として釘がいい時もある)だ。カド台が好きなのかそれともカド台でないと座りにくいのか、尋ねてみたことは無い。この店には車椅子マークの駐車スペースは無い。店の便所にも車椅子用トイレは無い。通路はわりと広めなので車椅子でも難なく通れるが、対向はできない。
それでもそのおっさんは、パチンコを打つためにしばしば通ってくる。台に向かえばただの一人のパチンカーである。当たりを引けば上機嫌。当たらなければ店員に文句を言う。「ニィちゃんそのリーチは当たらんでぇ」などとアドバイスもしてくれる。ごくふうつのおっさんパチンカーだ。

真新しい車椅子マークの駐車スペースをつくったC店は、便所も車椅子に配慮してある設備は無い。通路は広めなのに、ドル箱が他店より浅くて幅広の邪魔くさいタイプで、なおかつ連チャンしたらタテでなくまず横に広げて置いていく(ぱっと見たくさん出てるように見えなくもない)。つまり、二本足歩行の人でも通路はとても歩きにくい店だ。
客が歩きやすいかどうかよりも実際以上に出ているかのような"まやかし"のほうに気を取られているのに、外から見て「この店は東横インよりいいことをしている」とでも見てもらいたいだけの車椅子マークなら、何の意味もないだろう。

車椅子パチンカーのいるM店は車椅子用設備など一つもそろえていなくとも車椅子パチンカーはやってくる。店員はきちんと公平に対応している。おっさんもカド台以外の台に座っていることだってある。要するにまあ、大事なのは設備があるかどうかというよりも、従業員側の気持ちの持ちよう、心意気じゃないかなあ。

東横インがどうなのかは知らない。泊まったことないし。記者会見でしゃべってた社長だかにはそんな心意気はないってことは確かだけどね。
年に1・2回しか使われない駐車場や部屋を特別にあつらえることよりも、そんなもん無くてもそこに泊まりたいと思わせるサービスだとか安さだとか立地条件だとか、そういうものがあるなら堂々と胸を張ればいい。それだけだって見せかけだけの設備を遊ばせているだけのC店よりもよっぽどマシだと思うんだけどね。