「ほそログ」

かっせ@ほそうで管理人の「旧車ほそうで繁盛記Weblog」+「日常+PC+カメラ日記」

日記1002_じいちゃんの電信柱

なんとなくじいちゃんのことを思い出していた。
わたしは小さいころはおじいちゃん子で、仕事で忙しかった親父よりもじいちゃんといっしょに山行ってミカンちぎったり筍掘ってた思い出のほうが多い。

じいちゃんがよく言っていた。じいちゃんは小さいころよくいじめっ子というかガキ大将にいじめられてたんだそうだ。
ガキ大将に追いかけられたら電信柱にしがみつくんじゃ。ほんで、拳骨が飛んできたら飛びのく。ガキ大将のこぶしは電信柱にあたるじゃろ。そしたら次の電信柱まで走るんじゃ。ほんで、拳骨が飛んできたら飛びのく。ガキ大将のこぶしは電信柱にあたるじゃろ。そしたらまた次の電信柱まで走るんじゃ。じいちゃんそうやって走って走って家まで走って帰りよったんじゃ。ほいたらな、いつのまにか持久走で一番になっとたんじゃ。体育の時間にな、持久走するんじゃけどな、ガキ大将から逃げよったときのこと思い出してな、次の電信柱まで一生懸命走ろう。電信柱にたどり着いたら、また次の電信柱までは一生懸命走ろう。ほやって走っよったらいつの間にかゴールにたどり着けるけんのう。

じいちゃんはただの思い出話をしてただけかもしれないけど、すごく含蓄のある話だったとおもう。
じいちゃんの話を思い出しながら次の電信柱を目指して一生懸命走ってたらマラソン大会で優勝できるようになった。

勉強や仕事でも人生でも、次の電信柱を見つけてコツコツ走り続けることが大事やんなあ。じいちゃん。